スズキ スイフトスポーツ

今回はスズキ スイフトスポーツを取り上げます。

このクルマのベースモデルであるスイフトは国内以上にインドやヨーロッパで人気がある車で、そのホットバージョンのスイフトスポーツは、アバルト500やルノートゥインゴRS等と並んで評価される程の実力を持っています。そんな車好きするマシンが国産価格でライバルより100万円以上安くてに入るのですから、こりゃもうバーゲンプライス。小気味好い走りを求めるも予算が厳しいという方には持ってこい。早速試乗してみましょう。

外観はノーマルとはハッキリ違うやる気に満ちてはいるものの、やり過ぎている感はなく、普通に使える印象です。タイヤが(より高価な)17インチなことと、アルミホイールの洗浄が面倒くさそうなのは個人的にはマイナスですが、見た目はいいと思います。インテリアもスッキリしていて嫌味がありません。スポーツモデルっぽさもありながら、シックにまとめられています。ただし、スポーツとなるとやたらと内装色が真っ黒になってしまうのは残念なところ。もう少し明るい色も選択肢にあればなおいいと思います。

走ってみると、すぐに国産車とは思えぬ剛性感を感じさせます。ヨーロッパで売れる理由はこういうところなんでしょう。もちろん、170万円そこそこのプライスですから、全てを兼ね備えているわけではありません。特にその乗り心地の硬さは、一昔前のホンダのタイプRを思わせます。しっかりした作りのお蔭でその硬さも許せなわけではないのですが、広々とした後席に収まる家族の同意は得られなさそう。

あと何点か気になるところがあります。まずハイオク指定であること。そして1.6リッターエンジンだということ。この2点は、まんまヨーロッパ仕様であり、それが(割高で)嫌だから国産を選ぼうというのになんてことだ!という感じです。ならば本物の欧州車を中古で買ってもいいんじゃないかとも思えます。

使えるお金に自由のある若者(の気持ちを持つ年配の方を含む)ならアバルトやルーテシアとかを選べばいいし、家族持ちで住宅ローンなんかもあって、という方にはふつうのスイフトをオススメすることになりそうです。どうしても国産スポーツじゃなきゃダメだというなら、どうせ座ってられない後部座席ならもっと割りきったGT86やCR-Zなんかとも比べてもいいかも。みんなが座れなければダメ?そんな方はこちらをどうぞ(↓)。試乗していないけど。
日産マーチNISMO S
http://www.webcg.net/articles/-/30239


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スズキ スイフトスポーツ
http://www.suzuki.co.jp/car/swift_sport/
web CG
http://www.webcg.net/articles/-/3065
http://www.webcg.net/articles/-/930