F1 2014開幕戦 オーストラリア

今回はいつもと趣向を変えまして、F1を話題にします。

私はレースはしませんしF1以外のレースも基本的には見ないので、又聞きレベルの情報しか持ち合わせていませんが、放送を楽しみに待つ1ファンとして今年のF1についてコメントをしたいと思います。

まずエンジン音。エンジンが2.4リッターNAから1.6リッターターボに変わり、その音は激変。すぐ慣れるのかもしれませんが、「これはF1じゃない」ってレベル。バーニー(エクレストン)がいつまでも文句言っている理由が分かりました。ぷるぷるいってて、「これぞF1」感がなくなってしまいました。例えるなら、フェラーリからメルセデスAMGに乗り換えたってところでしょうか(不適切だったらすいません)。それくらいエグゾーストノートは変わり果ててしまいました。

レギュレーションの変更は多岐にわたります。そのための技術的障壁がレース自体を混沌に追いやり、走れば絶対王者ベッテルレッドブル完勝の図式が崩れたことは良かったのかもしれません。ただ、不確定要素が多すぎて純粋なドライバーの力量が分かりづらい。マシンが安定しないシーズン序盤は仕方ないと諦めるしかないのでしょうが、あまり運に左右されるようでは、レーサーとしてはやりきれないと思います。

開幕前は、エンジンよりそのデザインに注目が集まったのですが、関心のない人からすれば、昨年のものと今年のもの、どっちもF1マシンだ、と思うレベル。確かにノーズは正直言ってカッコ悪いと思いますが、チームの個性が出て面白いとも言えます。

そして、小林可夢偉。2年ぶりの復帰。少ない予算で仕上がりが甘いマシン(去年最下位のケータハム)、トラブル続きで走り込めないフリー走行といった逆風の中での予選Q2進出。否が応でも期待は高まったのですが、まさかの0周リタイア。やはりマシントラブルということですが、これは痛恨事です。F1で成功するドライバーは「何か持っている」と勝手に思っているからですが、可夢偉はそうでないのかもしれないと思うと切なくなります。

次戦は再来週のマレーシア。2週間この切なさを抱えたまま、可夢偉ケータハムの走りを期待と不安で待つのは辛いなぁ。資金豊富な他チームがアップデートを繰り返し、その差が埋め難くなる前にとにかくポイント獲得を願う!