アルファ・ロメオ ミト

車好きが憧れるブランド、アルファ・ロメオ。現在正規輸入でラインナップされているのはミトとジュリエッタの2車種のみ。今回はそのうちの1台、ミトを紹介します。

まずはそのデザイン。内外装共にイタリアの艶っぽさを感じさせます。単にいいものである感じがするというのではなく、デザインに明確な個性を与えられていると感じます。もっとも好みは人それぞれなのですが、このクルマのよく出来たところは、このデザインでありながら後部座席も実用レベルにあるということです。3ドアなので乗り降りはそれなりに面倒なのですが、3ドアならそんなものですし。とにかく4人が普通に座れます。

走らせると、こりゃえらい気持ちいい。アクセル開度に合わせて素直に回るエンジン。そしてその音。アルファに乗っているんだなぁと感じさせるわけです。それで十分じゃないでしょうか。乗り心地もフロントシートに座っている限りは良好で、ただ硬いだけの安物スポーツカーとは一線を画します。これまで私が試乗コースを1周したあと、もう1周をおねだりした唯一のクルマです。エンジンの特性を3段階D(ダイナミック)N(ノーマル)A(オールウェザー)に変えられるのも特徴の一つなのですが、やっぱりDで乗るのが基本でしょう。ちなみにその切替は長押しする必要があり、なんとなくまったりしてしまいます。

気になる点をいくつか挙げると、ひとつには2008年の発売で、2010年にはエンジンやトランスミッションに手が入ったとはいえ、小型車の割に燃費がよくないこと。2つ目には、現在のミトと同じマルチエアエンジンを積んでいるジュリエッタに試乗して少なからずがっかりしたことです。私が試乗した時はまだ現在のマルチエアエンジンではなく、それが最高に気持ちよかったわけです(マルチエアのミトは試乗していません。すいません)。おそらく、スペック上では新型エンジンのほうが上なのでしょうが、感性に訴えかける部分ではまだ未成熟なのではないかと思うわけです。このへんは難しいところでしょうが、それが専門とも言えるアルファには妥協してほしくないなぁ。

今になっていろいろ調べてみると、限定で発売していたクワドリフォリオヴェルデには他にはないオプションがついており(詳しくは文末のリンクを)、とても魅力的に感じます。中古で手に入るなら買いですね。

ここで紹介するクルマは、個人的な縛りとして勝手に300万円以下としていますが、アルファをその範囲内で購入可能なもっとも魅力的なブランドであると決めつけて、今回の締めとさせていただきます。


本物の情報はこちらから
メーカーの公式HP
アルファ・ロメオ ミト
http://jp.alfaromeo-jp.com/mito.html?utm_source=google_ss&utm_medium=sitelink&utm_campaign=google_ss&gclid=CKDFxMCXib0CFcwipQodKUIAAQ
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http://www.webcg.net/articles/-/7162
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